記事を書いた人
みみこ
英会話スクール運営スタッフ/英語ブログ運営
オンライン英会話Cambly歴2年
30歳からのやり直し英語
30歳を過ぎてから英語をやり直し、英検2級から1級まで進みました。
英会話スクールの運営スタッフとして、英語を学ぶ人を近くで見てきました。
【はじめに】
英語の勉強で、文法が合っているか気になって言葉が出てこないことはありませんか? 間違えるのが怖くて黙ってしまう人は、英語の完璧主義かもしれません。
私は30歳を過ぎてから英語をやり直し、英検2級から1級まで進みました。オンライン英会話のCamblyも2年続けています。ただ、始めたころの私は冠詞や三単現のsが気になって、スラスラ話せませんでした。
記事でわかること
記事では、次の3つをまとめます。
- 英語の完璧主義度がわかる10項目のチェック
- 適当でいい場面と、丁寧にやる場面の線引き
- 楽観的に英語学習を続ける5つの方法
【チェック】英語の完璧主義度がわかる10項目
当てはまる項目が3つ以上あれば、英語の完璧主義に注意が必要です。深く考えず、直感で数えてみてください。
当てはまるものを数えるだけの10項目チェックリスト
次の10項目のうち、自分に当てはまるものを数えます。
- 冠詞(a/the)のルールを、納得するまで調べてしまう
- 三単現のsを付け忘れるたびに気になって、言葉が止まる
- 「文法が完璧じゃないから話せない」と思っている
- スラスラ話す人と比べて「どうして自分はできないんだろう」と落ち込む
- 話している間、間違いばかり気になって発音まで気が回らない
- 悩んだり調べたりする時間が、口に出す練習の時間より長い
- 知らない単語を全部調べないと、先に進めない
- 「もう少し勉強してから」と英会話を先延ばしにしている
- リスニングで、全部の音を聞き取ろうとする
- 間違えた日は、一日中落ち込む
上の6項目は、英語をやり直し始めたころの私に当てはまっていたものです。
当てはまった数で今のタイプがわかる
当てはまった数で、今の状態を3つのタイプに分けられます。
0〜2個のびのびタイプ
間違いを気にせず話せている
3〜5個要注意タイプ
間違いへの不安で、話す量が減り始めている
6個以上完璧主義タイプ
正しさを優先して、話す前に止まっている
要注意タイプと完璧主義タイプの人は、記事の後半で紹介する方法を1つだけ試してみてください。
3つ以上当てはまった人は「話す量」が足りていない
3つ以上当てはまった人に共通するのは、口に出す量が足りていないことです。文法や単語を調べる時間は長いのに、実際に話す時間が短くなっています。
英語は、話した回数のぶんだけ口から出やすくなります。知識を増やす前に、今ある知識で話す量を増やすほうが近道です。
完璧主義だと英語が伸び悩む3つの理由
完璧主義の人が伸び悩むのは、英語の力が足りないからではありません。正しさを優先する考え方が、上達のじゃまをしているからです。
間違いを恐れてアウトプットの量が減る
完璧主義の人は、間違えそうな文を口に出す前に飲み込みます。その結果、話す量も書く量も減っていきます。
私も以前は、文法が完璧じゃないことを話せない理由にしていました。冠詞のaやtheのルールをとことん調べても、会話の場面では言葉が出てきませんでした。
学校の減点式テストの感覚が抜けない
日本の学校の英語テストは、間違いを1つずつ減点する形式でした。冠詞が1つ抜けただけで点が引かれた経験は、多くの人にあると思います。
減点式に慣れていると、会話でも「間違えたらマイナス」と感じます。会話の目的は満点を取ることではなく、相手に伝えることです。
語学は範囲が広く、完璧になる日は来ない
英語には、単語も表現も数えきれないほどあります。全部を覚えてから話そうとすると、話し始める日は来ません。
日本語を母語にしている人でも、敬語や漢字を完璧に使える人はほとんどいません。母語でさえ完璧ではないのだから、英語に完璧を求める必要はありません。
抜け出すカギは「ほどよい適当さ」と「楽観」
完璧主義から抜け出すには、全部を適当にするのではなく、力を抜く場面を決めることが大切です。力を抜いた分は、楽観的な気持ちで話す量に回します。
適当でいい場面と丁寧にやる場面は早見表でわかる
英語学習の場面ごとに、適当でいいものと丁寧にやるものを分けると次のとおりです。
| 場面 | 適当でOK | 丁寧にやる |
|---|---|---|
| 会話 | 冠詞や三単現のsのミス | 相手に伝わったかの確認 |
| リスニング | 聞き取れない音や単語 | 全体の話の流れ |
| 単語 | 一度で覚えること | 何周もくり返すこと |
会話・リスニング・単語は、細かいミスより量とくり返しを優先します。自分が今どの場面で勉強しているかで、力の入れ方を変えます。
会話・リスニング・多読は「伝わればOK」で進める
会話・リスニング・多読は、意味が伝わればOKという基準で進めます。細かい文法のミスがあっても、相手には伝わっていることがほとんどです。
リスニングや多読でわからない部分があっても、止まらずに先へ進みます。全体の流れがつかめれば、細かい部分は前後から推測できます。
単語は忘れる前提でざっくり何周もする
単語は、一度で完璧に覚えようとしないほうが身につきます。人は覚えたことを忘れるので、忘れる前提で何周もくり返します。
単語帳の1周目は、意味をざっと眺めるだけで十分です。2周目、3周目とくり返すうちに、覚えている単語が増えていきます。
英作文・試験対策・よく使う定型表現は正確さを優先する
英作文・試験対策・よく使う定型表現は、正確さを優先します。英検やTOEICなどの試験は、正確さで点数が決まるからです。
あいさつや自己紹介のように何度も使う表現も、正しい形で覚えておきます。よく使う表現が正しければ、ほかの部分に多少のミスがあっても会話は成り立ちます。
適当に話して出たミスは、あとから直せる
話している途中のミスは、あとから直せます。間違いに気づいたら、その場で言い直せば十分です。
私も話している最中に間違いに気づいたら、すぐに言い直していました。完璧に話してから口に出すより、話しながら直すほうが会話は止まりません。
楽観的に英語学習を続ける5つの方法
楽観的な人は、間違いを失敗ではなく「次の課題」として受け取れます。楽観的な気持ちは性格ではなく、考え方のクセで身につけられます。
目標を「完璧に話す」から「今日1回話す」に変える
目標は「完璧に話す」ではなく「今日1回話す」にします。完璧を目標にすると、毎日が足りないところ探しになります。
「今日1回話す」なら、短いひと言でも達成できます。達成した日が増えるほど、英語を話すことへの不安が小さくなります。
できたことを記録して加点で振り返る
1日の終わりに、できたことを記録します。減点ではなく加点で振り返ると、英語学習が楽しくなります。
記録の例
- オンライン英会話で、自分から質問を1つした
- 新しい単語を、会話の中で1回使えた
- 聞き返されずに、自己紹介を言い切れた
間違えた表現は「次に覚えるリスト」に入れる
間違えた表現は、落ち込む材料ではなく「次に覚えるリスト」に入れます。リストに入れた表現は、次の会話で使ってみます。
間違いを集めたリストは、自分専用の教材になります。間違えた回数が多いほど、自分に必要な表現がはっきりします。
悩む時間があったら1分でも口に出して練習する
文法や表現で悩む時間があったら、1分でも口に出して練習します。悩んでいる間は、英語は1ミリも上達しません。
私は、悩む時間が本当に無駄だと感じるようになりました。悩む時間を練習に回すようになってから、英語を話すことへのハードルが下がりました。
比べる相手は他人ではなく昨日の自分にする
比べる相手は、スラスラ話す他人ではなく昨日の自分にします。他人と比べると、自分の足りないところばかりが目に入ります。
昨日の自分と比べれば、小さな成長に気づけます。先月言えなかった表現が今日言えたら、前に進んでいる証拠です。
【体験談】完璧主義だった私が適当さを覚えて変わったこと
完璧主義だったころの私は、文法の正しさばかり気にして話せませんでした。間違いを気にしないと決めてから、話すことが楽しくなりました。
↓
悩む時間をやめて、とにかく話す
↓
言葉がパッと出て、話すのが楽しくなった
冠詞や三単現のsが気になって、スラスラ話せなかった
英語をやり直し始めたころの私は、文法のミスが気になって仕方ありませんでした。気にしていたのは、次のようなことです。
当時の私が気にしていたこと
- 冠詞のaやtheのルールを、とことん調べる
- 三単現のsを付け忘れるたびに、いちいち気にする
- 文法が完璧じゃないことを、スムーズに話せない理由にする
💭
流暢な人はスラスラ話せるのに、どうして自分はできないんだろう。本当にいつか話せるようになるのか、不安でした。
悩む時間は無駄で、1分でも練習するほうがいいと気づいた
あるとき、文法で悩む時間が本当に無駄だと感じるようになりました。悩んでいる間に、1分でも練習したほうがいいと考えたからです。
そこから、間違いを気にせずにとにかく話すようにしました。話していて間違いに気づいたら、その場で言い直します。
間違いを気にしなくなったら言葉がパッと出て、発音にも集中できた
間違いを気にしなくなってから、言葉がパッと出るようになりました。頭の中で文法を確認する時間がなくなったからです。
意識を間違いに向けなくなった分、発音にも力を注げるようになりました。英語を話すことが、不安ではなく楽しいことに変わりました。
言い直しても気にしなくても、ネイティブには伝わっていた
💬
間違いに気づいて言い直したとき、相手のネイティブは「直さなくても伝わっているよ」という反応でした。Camblyのレッスンでも、仕事でネイティブと話すときも同じです。
私が気にしていたミスは、相手にとっては気にならない程度のものでした。完璧な英語でなくても、伝えようとすれば伝わります。
オンライン英会話は間違いに慣れる練習場になる
間違いに慣れる練習には、オンライン英会話が向いています。毎回のレッスンで、間違えても会話が続く経験を積めるからです。
比較
オンライン英会話 vs 対面スクール|後悔しない選び方
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講師は間違いより話そうとする姿勢を見ている
オンライン英会話の講師は、生徒の間違いよりも話そうとする姿勢を見ています。私もCamblyのレッスンで言い直したとき、講師は「伝わっているよ」という反応でした。
講師は、英語を学ぶ人のミスに慣れています。小さなミスで会話を止められることはないので、安心して話せます。
間違いに気づいたらその場で言い直せば十分
レッスン中に間違いに気づいたら、その場で言い直せば十分です。言い直すことで、正しい形が自分の中に残ります。
言い直せなかったミスも、気にする必要はありません。気づいた表現を「次に覚えるリスト」に入れておけば、次のレッスンで使えます。
1回のレッスンで直すのは1つだけと決める
1回のレッスンで直すミスは、1つだけと決めます。全部のミスを直そうとすると、完璧主義に逆戻りします。
たとえば「今日は三単現のsだけ気をつける」と決めます。ほかのミスは気にせず、話す量を優先します。
英語の完璧主義に関するよくある質問
適当に話しても、言い直しやフィードバックがあれば変なクセは残りにくい
適当に話しても、間違いに気づいて言い直せば変なクセは残りにくくなります。講師からのフィードバックがあれば、自分では気づけないミスも直せます。
話さないまま文法だけ勉強しても、話す力は身につきません。まず話して、出てきたミスをあとから直す順番がおすすめです。
文法の勉強をやめていいわけではない
完璧主義をやめることは、文法の勉強をやめることではありません。文法は、伝わる英語を話すための土台です。
文法は勉強の時間に学び、会話の時間には気にしすぎないようにします。学ぶ時間と使う時間を分けるのがポイントです。
完璧主義の几帳面さは試験勉強で武器になる
完璧主義の几帳面さは、試験勉強では武器になります。英作文の見直しや、試験本番での正確さが求められる場面です。
完璧主義を全部捨てる必要はありません。会話では力を抜き、試験では几帳面さを使うように、場面で使い分けます。
心配性な性格でも楽観的な学び方は身につけられる
心配性な性格でも、楽観的な学び方は身につけられます。楽観は性格ではなく、考え方のクセだからです。
「今日1回話す」のような小さな目標を達成するたびに、楽観的な考え方が身についていきます。
まとめ|3つ以上当てはまった人は「今日1回話す」から始めよう
英語の完璧主義度チェックで3つ以上当てはまった人は、まず「今日1回話す」から始めてください。完璧な英語より、伝えようとする気持ちのほうが相手に届きます。
記事のポイント
- 完璧主義だと話す量が減り、英語が伸び悩む
- 会話とリスニングはある程度適当でOK、英作文と試験は丁寧に
- 間違いに気づいたり指摘されたら、その場で言い直せば十分

間違いに慣れる練習の場として、オンライン英会話を使ってみてください。


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