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【英検ライティング】苦手を克服できる!アナログとAIを組み合わせた学習法 ー英検1級もこれで合格ー

英検

英検合格を目指されている方の中で、ライティングの対策が一番苦手という方は多いのではないでしょうか。

英語の前に自分の意見のアイデア出しが苦手

間違ったまま覚えてしまわないか不安

決まった答えがない為、答え合わせができない

このような理由が、ライティング対策が負担になっているのかと思います。

私は今回ご紹介する方法で、苦手なライティングで正解率80%以上を達成することができました。

参考書1冊を最大限に活かして、ライティング力の底上げを目指しましょう。

ただ、フレーズを詰め込むだけではないので、英検以外でも活かせるライティング力が身につきます。

この記事を参考に、ライティングが苦手パートから得意パートになってもらえると嬉しいです

この記事は意見論述のパートの対策方です。
また、英検1級の勉強をしていた時のやり方で紹介していますが、他の級でも対応可能です。

英検ライティングの基本の考え方

意見論述だけど自分の意見は重要ではない!?

英検ライティングの基本の考え方は自分がどう思っているかよりも、「書きやすい意見によせて書く」です!

試験管は私たちがどういう人間かを見ているのではなく、見ているのは英語力のみです。

必ずしも本当の自分の意見を書く必要はありません。

書きやすい意見とは問題をぱっと見て、3つの理由がすぐに思い浮かぶ意見です。

例えば

【Should the use of genetically modified crops be banned?】

という問題があったとします。

私のこの問題に対する第一声は

「自分の遺伝子に何か問題が起きるかもしれないのに絶対反対!」です。

 

しかし、「なんとなく怖いから嫌」以外に具体的な理由が見つかりません。。。

 

本当は反対だけど、あえて利点を考えてみると。

・生産量が上がるので今後の人口増加による食料不足が解決できる

・害虫に強い作物を作ることで農薬を減らせる

・生産コストを抑えることで消費者にメリットが生まれる

このような意見がすぐに浮かびました。

自分の本心は一旦しまっておいて、書きやすい意見をあたかも自分のものとして書き上げましょう。

英検ライティングのアイデア出しのコツ

英検の問題は社会的な内容を扱った問題が多く、大体は以下のどれかに当てはまります。

お金(経済)
健康
環境
テクノロジー
犯罪と安全性
子供の未来

先ほどの遺伝子組み替え作物の問題もこれらに当てはまります。

将来の食糧不足の解消→子供の未来

農薬を減らす→健康

生産コスト削減→お金(経済)

問題を見て漠然とどう思うかより、それぞれの観点から見て意見を考えるというのもアイデア出しのコツです。

色々悩むより手と口を動かそう

ライティングが苦手な方は写経(解答例の丸写し)から

ライティング苦手意識からなかなか手がつけられなかったり、アイデア出しに悶々としている時間はもったいないです。

ハードルをグッと下げて、解答例の写経(丸写し)から始めましょう。

写経の利点はこのようなものが考えられます。

英検ライティングの型に慣れる

アイデアを参考にする

使えそうな単語、熟語、表現を覚える

実際に私が使っていたノートはこちらです↓

私の写経の基本的はルールは

・英文を声に出し読みながらそのままノートに書き起こす
・書き終わったら気になった部分に赤線
・苦手な冠詞・前置詞・複数形などは丸、四角、二重線で強調
・書き上げたものを通して音読
・赤線を引いた者の中でも特に使えそうなもの・使いたいものを下にまとめる

日本語のライティング力を上げる時にも、作家さんの文章の写経も勧められています。

書き方を体が覚えていくという感覚もあります。

英語学習継続のためには、気分が乗らない時にどう過ごすかが重要です。
やる気が出ないからやらないのではなく、何だったらできるかを考えます。
そんな時に負担の少ない写経がおすすめです。

ここで英語学習の味方、AI(ChatGPT)の登場です!

自分の文章をAI(ChatGPT)に添削してもらいましょう

写経で取り上げた、アイデアや単語を参考にしつつ、自分自身の意見をパソコンにタイピングしていきます。

私はMacのPagesを使っていました。

書いた文章をChatGPTに貼り付けて、「添削して」と指示を加えます。

この方法で訂正された文章を初めて見た時の私の感想は

「まさに私が言いたかった事!」でした。

自分で書いた時に、どう英文にするか悩みながら書いた部分が、そう書けばよかったのかと思う訂正がされていました。

例えば、
「若者は色々なことに興味があり、それが消費を高めて経済に刺激を与える」
と言いたかった時に私が書いた文はこの通りです。

Young people tend to be interested in many things. This behavior leads to increase consumption and instigate economy overall.

ChatGPTが訂正してくれた文章はこちらです。

Young people are often interested in many things, which drives consumption and stimulates the economy.

この中で私が得た表現は
drive consumptionです。

意味はわかっていながら、自分からは出てこなかった表現でした。

何事も失敗の数だけ成長すると言われます。
日本語で書いたものをChatGPTに英語に訳してもらうよりも
一度自分で英語にしてみる

間違える

訂正される
という流れにすると、より記憶に定着しやすくなります。

そしてまたアナログに戻ります

訂正された全文をまたノートに書き写していきます。

書きながらスペルの確認もしていきましょう。

参考書の回答例の写経と同じように

・声に出しながら書き写す
・気になる部分は赤線
・冠詞・前置詞・複数形などは丸、四角、二重線で強調
・書き上げたものを通して音読
・赤線を引いた者の中でも特に使えそうなもの・使いたいものをまとめる

という順番でやっていきます。

最初に解答例の写経をしました。

それはノートに見開きで左のページに書いています。

自分の英文の訂正したものの書き写しは同じページの右側に書いています。
このような感じです↓

こうすることで1つのテーマに関するアイデアや表現がまとまっているので後で見直しがしやすいですね。

細かいことですが、私が使用した無印良品のB5サイズ5mm方眼のノートがとても使いやすかったのでおすすめです。

取り扱いがあればローソンでも購入可能です。

おすすめポイントは
・5mm方眼(完全に個人的な好みです。)
・写経とポイントの書き出しにちょうどいいサイズ
・30ページという薄さが扱いやすい。(30ページは後のおすすめ教材にも繋がります。)

そして安い!!

英検ライティングにおすすめの教材

ジャパンタイムズの英作文問題完全制覇をおすすめする理由

英検の教材は常に旺文社をおすすめしている私ですが、ライティングはジャパンタイムズの英作文問題完全制覇を使っていました。

おすすめのポイントは
・キーワードがまとめられている
・1つの問題に賛成・反対の両方の回答例がある
・無料音声アプリがある
パラグラフ単位の英文掲載パートがある。
実践問題が30問

他の教材と共通する部分も多いのですが英作文問題完全制覇の特徴は

パラグラフ単位の英文掲載と問題数です。

1問分をひとまとめで見たり聞いたりするのは長くて集中力が続かないこともありますよね。

パラグラフ毎に短くまとまっていると頭に入ってきやすいです。

そして、30問という問題がちょうどいい!
これだけあると、ある程度どんな問題も対応できるようになります。

色々な問題に手をつけるよりも、この30問の復習を繰り返すことで記憶に定着させましょう。

ここで30という数字がまた登場です!

先ほどの無印のノートと同じ数字です。
このノートをこの問題集専用のノートにしましょう。

30問終わった時には1冊の自分オリジナルのネタ帳の完成です。

必要な情報だけが詰まったこのノートは最強の武器になります。

特に、自分のアイデアをもとにしている右側のページは、参考書に載っている他人のアイデアより実際の英作文で使いやすいと思います。

ページを重ねるごとに、書き上げるスピードが速くなっていきます。
そして、ライティングに対するハードルも徐々に低くなっていきますよ。

英作文問題完全制覇を効率的に進めるコツ

実際にやってみると左側のページの写経だけでも時間がかかることがわかると思います。

英検合格のためには他のパートの勉強もしないといけないので、ライティングばかりに集中するわけにもいきません。

私は

まず左ページの写経だけを完成させる。

翌日に前日の写経を復習してから自分の意見を書き始める。
右ページの完成。

というペースで進めていきました。

30問×(左ページ1日+右ページ1日)=60日で完成です。

苦手なこともこれだけやると慣れてきます。

苦手な人こそ質より量にこだわって進めていきましょう。

無料アプリの活用も学習効率を高める鍵です

音声アプリの活用も必須です!

音声アプリを使っての学習のメリットは
・リスニングのトレーニングになる
・隙間時間もアイデアのストックを増やす
・シャドーイングをすることでスピーキングの対策にもなる

一石3鳥です!

ライティングの問題はスピーキングの問題にも通じる部分が多いです。

耳から情報を得て口を動かすことで、アイデア・表現を身につけていきましょう。

おわりに

英検に初めて挑戦した時は、本当にライティングが苦手で一つ完成させるのに半日かかることもありました。

それから時が経ち、テクノロジーの進化は英語学習の強い味方となってくれています。

それが無料なんて素晴らしい時代ですね。(CD付の教材も絶滅寸前です。)

使えるものは使って、効率よく英語力をアップさせていきましょう。

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