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美しいものに浸る習慣

40代の日常

はじめに

※備忘録のため、カジュアルで雑な部分もあります。

英語を扱う者として日本の伝統文化について知っておくことは強みになると思いつつ、本当に何も知らずに40代まできてしまった私(_ _).。o○

また、美しいものをじっくり味わうことに興味を持ちはじめた今日この頃。

歌舞伎を見たことはないけど、歌舞伎を継ぐ家族には興味があって、テレビで放送される中村屋勘三郎さん御一家や、市川團十郎さん御一家のドキュメンタリーを見るのは大好きでした。

『国宝』の予告を見たとき、

「これ、私にドンピシャで好きなやつ!」

と思って、気づいたら久しぶりに映画館まで足を運んでました。

「歌舞伎ってなんかむずかしそう…」
と最初はちょっと構えてたんですが、ストーリー自体はすごくシンプルでわかりやすい。

歌舞伎の予備知識ゼロでも全然楽しめるので、どんな年代、性別、国籍の方にも全力でお勧めしたいです。

圧倒される美しさ


もう、最初の数分で

「これはすごいやつ・・・」

と圧倒されて、集中しすぎて汗かきました(^_^;)

主演の吉沢亮さんと横浜流星さん、二人ともとにかく美しい…!
それぞれ違った魅力があって、横浜さんはちょっと愛嬌のある感じ、吉沢さんはふんわりとした柔らかさがあって、どちらもスクリーン越しに見惚れてしまう美しさ。

衣装や所作も含めて

「美しい、、、」

と言葉を何回も頭の中で繰り返してました。

特に女形の姿、動き、その準備のシーンとか、ただただ見てるだけで心が洗われるような、でもぞくぞくするような感覚も味わいました。

同じ演目を17年の年月を挟んで2度演じる演目があるのですが、その「時間の流れ」がちゃんと感じられるんです!
1回目は緊張感、2回目はちょっと余裕が出てきてて、セリフじゃなくて空気でその違いを感じさせてくるのがすごい。
同じ演目で同じ衣装で演じられているのに、本当に17年経ったように、美しさにも深みが増しているんです。

撮影では実際にどれくらいの感覚を空けて演じられたのかすごく気になりました。

主役のお二人とは違った美しさですが、田中泯さん。もう…怖い( ´Д`)

画面越しでも存在感がすごすぎて、動けなくなるレベルです。

最初、中性的な雰囲気で「女性的な方かな?」って思ったけど、実はめちゃくちゃ渋い俳優さんなんですよね。そのギャップもまた良いです。

田中泯さんのただならぬ存在感と鳥肌が立つような表現を、大画面で感じられたことに大きな価値を感じました。

「覚悟」が静かに突き刺さる


私は若手イケメン俳優さんに興味があるタイプではなくて、どちらかというとイケおじ派。
今見ているドラマも阿部寛さんと内野聖陽さんが主役のドラマです。

なので、吉沢さんと横浜さんがどういう方か情報があまりなく、これまでの作品もほとんど見たことがありませでした。
吉沢さんのイメージなんて銀魂の沖田総悟役くらい。

あと本当に偏見で申し訳ないのですが、これまで主役のお二人のような仮面ライダー出身の俳優さんって、なんとなく軽く見ちゃってたところがあったんです。

でも、それが見事に覆されました。

作品全体から半端じゃない「覚悟」が伝わってきます。


俳優としての覚悟、歌舞伎役者としての覚悟。

所作とか表情とか、間とか…そういう全部から「本気」が伝わってきて、観てるこっちの気持ちも引き締まるような感じです。

吉沢さんも「かけた時間とエネルギーが桁違い」とおっしゃっていました。

踊りの稽古は1年ほどだったようですが、それであそこまでの演技ができるなんて信じられません。

これは渡辺謙さんの言葉ですが

「短期間では歌舞伎俳優にはなれないけれど、俳優として歌舞伎が“上手に見える”ような存在にはなれる」

とおっしゃっていたのが印象的です。

言葉にするのが難しいのですが、俳優という仕事のすごさを改めて感じさせられました。

また、元々のお二人の性格の違いも、映画の登場人物としての違いも見るのも楽しみの一つです。

“流星は燃え盛る赤い炎、亮は静かに燃える青白い炎 どちらもすごく熱い”

という渡辺謙さんの言葉が、本当に彼らの雰囲気を的確に表していて納得でした。

後で知ったのですが、吉沢さんと横浜さん、仮面ライダーで共演されてたんですね。
これからも年を重ねても、ずっとかっこいい俳優さんでいてほしいし、またこの二人の共演が観たいです。

気づけば泣きそうになってた私

私、普段、映画やドラマで泣くことってほとんどないのですが、今回は何度か本気で泣きそうになりましたT_T

ドラマなどは作られたものとして冷静に見てしまって、なかなか感情移入しづらいタイプなんです。
なので、動物ものとかスポーツとか嘘のないものには涙腺ゆるゆるです。

【国宝】にこれほど感動したのは”本物”を感じたからだと思います。
偶然にも映画の中に

「本物になりたい」

というセリフがありますが、

「もう、本物です!!」

心で思っていました。

ちなみに私は映画館で観る映画をかなり厳選するタイプで、「これは映画館で観る価値ある」って思わないと基本行かないんですが(ジュラシックパークは別格)、これは本当に劇場で観てよかった!

音響も映像も、家じゃ絶対に味わえない迫力でした。

これほどの”本物”を最大限に味わうのに、2000円のチケット代は安いくらいだと思います。

そして終わったあとに自然と思ったのが

「生で歌舞伎を観てみたい」

ということ。

私を含めてまだ一度も観たことがないという方は多いと思うのですが、この映画を観て「実際に舞台で観てみたい」と思った人、きっとたくさんいるんじゃないかな。

でも正直を言えば…

吉沢亮さんと横浜流星さんの曽根崎心中を生で観てみたい!

それが本音です。

とにかく、美しさ、覚悟、表現力、そのすべてに心を揺さぶられた作品でした。
興味ある方は、ぜひ映画館で体感してみてください!

終わりに

自分の英語活動に活かす目的もあって見た映画ですが、お家に帰ったら、国宝についての動画を見まくってしまって、英語の勉強が全くできない1日となってしまいました(笑)

でも、満足度の高い最高の休日でした♡

 

⚠️注意点⚠️
ストーリーに引き込まれるので3時間は感覚的にはあっという間です。

ただ、時間は正直です。

私のように飲み物にアルコールを選んでしまうと、後半トイレに行きたい気持ちとの戦いになります(*´-`)
ぜひノンアルコールで!

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